ネガティブSEOのバックリンクを否認する方法からエクセル調整まで
大量のバックリンクを貼られてネガティブSEOを、リンク否認ツールを使って無力化する方法です。エクセルを使ったドメイン一覧の作成から、リンク否認ツールの申請までの手順です。
クライアント様のホームページに、大量のバックリンクによるネガティブSEOが仕掛けられました。
バックリンクの総リンク数は「3千4百万件」という大量のバックリンクです。
バックリンクによるネガティブSEOの効果はほとんど無いのですが、バックリンクを否認するツールで無力化しておきます。
手順としては下記になります。
- Search Consoleから、CSVファイルをダウンロードします。
- CSVファイルを整理して、否認するドメインだけを抽出したテキストファイルを作ります。
- Googleのバックリンク否認ツールにテキストファイルを送信します。
手順(2)が面倒ですが、10分程度でドメイン一覧のテキストファイルができます。
バックリックのCSVファイルをダウンロード
サーチコンソールにログインして、サイドメニューから「検索トラフィック」→「サイトへのリンク」をクリックして進んでいきます。
サイトへのリンクが表示されているので「リンク数の最も多いリンク元」の「詳細」をクリックします。
「このテーブルをダウンロード」をクリックして、CSVファイルをダウンロードします。
CSVファイルをエクセルで整理してドメイン一覧にする
バックリンクの拒否はドメイン毎に申請するので、CSVファイルを整理してドメイン一覧にします。
1.エクセルでCSVファイルを開きます。URLが記載されているA列を選択状態にします。
2.メニューから「データ」→「区切り位置」をクリックします。
3.「区切り位置指定ウィイザード」が表示されます。
4.「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択して「次へ」をクリック。
5.区切り文字は「その他」を選択して「/」を記入して「完了」ボタンをクリックします。
6.「C」列にドメイン。D列以降はディレクトリや、ページに別れました。
7.「C」列以外を削除します。これでドメイン(サブドメイン)だけのエクセルになりました。
8.「WWW.」は不要なので、削除します。メニューの「ホーム」→「検索と選択」→「置き換え」を選択します。(Ctrlキー+Fキーでも可能)
9.「検索と置換」ウインドウの「検索する文字列」に「www.」を記入して、「すべて置換」ボタンをクリックすると「www.」が削除されます。
10.重複されたドメインがあるので、メニューの「データ」→「重複の削除」をクリックします。
11.「重複」ウインドウが表示されるので「現在選択されている範囲を並び替える」を選択して「重複の削除」ボタンをクリックします。
「jp」ドメインは、クリーンなバックリンクが多いため、「jp」ドメインは除外していきます。
12.メニューの「ホーム」→「検索と選択」から「検索」を選択します。(Ctrlキー+Fキーでも可能)
13.「検索と置換」ウインドウが表示されます。「検索する文字列」に「.jp」を記入して「すべて検索」ボタンをクリックします。
14.検索結果の一覧を全て選択します。
15.アクティブになったセル上で、「右クリック」→「削除」を選択します。
16.「削除」ウインドウには「上方向にシフト」を選択して「OK」をクリックします。
17.ドメインが記載されている「A」列を選択して「右クリック」→「セルの書式設定」→「表示形式」→「ユーザー定義」の種類に「"domain:"@」を記入して「OK」をクリックします。
18.ドメインの先頭に「domain:」が追記されました。
19.ドメインが記載されたセルを全て選択して、テキストファイルにペーストします。「link.txt」として保存します。
テキストエディタを使って、UTF-8で保存した方が良いでしょう。
リンクの否認ツールへテキストファイルを送信する
1.サーチコンソールにログインした状態で「リンクの否認ツール」へアクセスします。
2.リンクを否認するドメインを選択して「リンクの否認」をクリックします。
3.リンクの否認で「ファイルを選択」をクリックして「link.txt」を送信します。
以上で完了です。
送信エラーが出た場合
エラーとなった行が表示されているので「link.txt」のエラーとなった行を確認します。
ドメインに「:8080」などのポート番号がついてる場合や、文字が化けしている事があるので、修正して再びlink.txtを送信するとOKです。