GLOSSARY
ホームページの制作・運営に役立つ用語辞典
ウェブマーケティング用語
あ
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アクティブユーザー
ソーシャルネットワークやアプリなどを実際に利用しているユーザー数のことです。
SNSに登録して利用しているユーザーと利用していないユーザー。
アプリをダウンロードして利用しているユーザーと利用していないユーザー。これらは分けて分析する必要があります。
また、アクティブユーザーの指標は分かりやすい点にありますが、単純に利用率であって、エンゲージメント指標というわけではありません。さらにアクティブユーザーは下記の3つに分類して分析されます。
- MAU(Monthly Active Users)
月間アクティブユーザー数 - WAU(Weekly Active User)
週間アクティブユーザー数 - DAU(Daily Active User)
1日のアクティブユーザー数
どの期間を指標とするか、また分析するかはサービスやアプリによって異なります。
- MAU(Monthly Active Users)
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アップセル
お客様により上位の商品、サービスを購入いただくことです。
例えば、ECサイトの商品ページに、上位商品を表示させてアップセルへと誘導させる施策があります。
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アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、広告主が報酬を払って、第三者のホームページに広告を掲載してもらう広告サービスの一種です。
アフィリエイト広告の出稿方法
広告主と掲載者とを仲介するASP(アフィリエイト・サービスプロバイダ)へ依頼して広告を出稿するのが一般的です。
アフィリエイト広告は多くは「成果報酬型」となっています。
資料請求や商品購入などの成果に対して報酬を支払います。アフィリエイト広告の特徴
- 多くのユーザーに広告を閲覧させることができる
- バナーをデザインすることで他社との差別化を図りやすい
- 成果報酬の広告を出稿できるため、費用対効果がわかりやすい
- 広告の掲載先を審査することができる
- 広告出稿に手間と時間がかかる
- 初期費用が高い
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アンカリング
印象に残った数値が基準となり、その後の判断基準となる心理傾向のことです。
例えば、最初に提示された商品の金額が100万円の場合、その金額が判断基準(アンカー)となり、その次に提示された80万円の商品が「安い」と感じます。
バーゲン商品の値札に「30,000円を10,000円」と、通常価格と割引価格が書かれているのもアンカリングの効果を取り入れた手法です。
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イノベーター理論
イノベーター理論とは、商品やサービスの拡がりを5つに分類した理論です。
新商品が発売された時に「どのような人が購入するのか」「どのように商品が普及していくのか」をタイプ別に分類したものです。
- イノベーター (Innovators:革新的採用者) 市場全体の2.5%
新しいモノを積極的に利用したり、採用する人。商品の新しさを重視する人。 - アーリーアダプター (Early Adopters:初期少数採用者) 市場全体の13.5%
流行に敏感で、自ら情報収集を行い判断する人。他の消費層への影響力もあり、「オピニオンリーダー」とも呼ばれます。 - アーリーマジョリティ (Early Majority:期多数採用者) 市場全体の34.0%
比較的慎重で、平均より早く新しいモノを取り入れる人。「ブリッジピープル」とも呼ばれます。 - レイトマジョリティ (Late Majority:後期多数採用者) 市場全体の34.0%
周囲が利用しているのを見てから同じ選択をする人。「フォロワーズ」とも呼ばれます。 - ラガード (Laggards:採用遅滞者) 市場全体の16.0%
流行や世の中の動向に関心が薄い人。
16%の溝:キャズム
新商品・サービスを積極的に採用するイノベーターとアーリーアダプターは、他の消費者への影響が多いことから、次の消費者へと広がるための分岐点となります。
しかし、イノベーター、アーリーアダプターと、アーリーマジョリティとの間には容易に超えられない溝(キャズム)があります。
このイノベーターとアーリーアダプターを足した16%の溝(キャズム)を超えられない場合は市場から消えて行きます。 - イノベーター (Innovators:革新的採用者) 市場全体の2.5%
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イメージ広告
知名度アップやブランディングなど、商品やサービスのイメージを向上する広告のことです。
好感度の高いタレントの起用や、抽象的なイメージの良いキャッチコピーや文章、ビジュアルなどを使って訴求します。
不安を煽ったり、他社と比較するようなことはしません。イメージ広告に向いているのは知名度の高い企業やサービスとなります。
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インフォメディアリー
インフォメディアリーとは「インフォメーション(情報)」と「インターメディアリー(仲介業)」を合わせた造語です。
情報を仲介して、需要のマッチングを図るマーケティング用語です。
代表的なものとして「価格com」「ウエディングパーク」などが挙げられます。
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インプレッション
ホームページの広告が表示された回数のことです。
アクセスが多いホームページほど、広告のインプレッション数は多くなり、広告の掲載料も高くなります。
広告がクリックされた数値
CTR(Click Through Rate)とは、広告がクリックされた回数をインプレッション数で割った数値です。
CTR=クリック数÷インプレッション数インプレッションの問題
ユーザーの画面にはまだ広告が表示されていなくても、広告が貼られたページにアクセスされると、インプレション数がカウントされます。そのため、ユーザーは広告を見ていない可能性があります。
ユーザーの画面に実際に広告が表示された「ビューアビリティ」が重要となります。
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インプレッション保証型広告
インプレッション保証型広告とは、広告が決められた回数に達するまで広告が表示される契約のことです。
契約したインプレッション数に達すると、広告が非表示となります。
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ウインザー効果
ウインザー効果とは、当事者からの情報より、噂や第三者から伝わった情報の方を信じてしまう心理効果のことです。
口コミサイトでのステルスマーケティングや、インフルエンサーを使った商品の紹介、ブログでのPR記事など、ウインザー効果はさまざまなところで使われています。
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ウェブルーミング
購入する商品の情報をインターネットで調べてから、実店舗で商品を購入する購買行動のことです。
「ショールーミング」とは逆の購買行動になります。消費者のウェブルーミング
消費者がウェブルーミングを行うケースとして以下の点が挙げられます。
- 商品をすぐに手に入れることができる
- 実際に手にとって確認したい
- 送料を払いたくない
- 実店舗だけの特典やサービスを受けることができる
- ネットでは分からないことを店員に確認できる
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演繹法
演繹法(えんえきほう)とは、仮説によって最終結論を導き出す方法です。
大前提・小前提・結論の三段論法が代表的です。例えば「果物のリンゴは甘い」「果物のイチゴは甘い」「果物のメロンは甘い」であれば「果物のミカンも甘いはずだ」と仮説を立てることができます。
・大前提:果物は甘い
・小前提:ミカンは果物だ
・結論:ミカンは甘い演繹法は仮説を立てることにあるので、先入観や偏見があると正しい仮説を立てることはできません。
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オーディエンスターゲティング
ユーザーの行動履歴(Cookieなど)から、ユーザーに最適な広告を表示させる広告配信のいち手法のこと。
広告配信の方法としては最も効率よく効果的ではありますが、個人情報の観点からCookieの利用にも制限がかかる場合があります。
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オプトイン
ユーザーがメールマガジンまたは告知メールの受信を承諾することです。
例えば、ホームページで「メールマガジンを受取りますか」の問いに、ユーザーが「はい」と承諾するやり取りがオプトインとされます。
ユーザーの承諾を得てからメールマガジンを配信するメールを「オプトイン メール」と呼びます。
ユーザーからの承諾なしにメールを配信するメールを「オプトアウト メール」と呼びます。
ホームページのCookieの受け入れや、個人情報の取り扱いにもオプトインの概念が用いられることがあります。
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オムニチャネル
顧客との接点となるあらゆるチャネル(実店舗、インターネット、テレビ、カタログ、電話、FAX、イベントなど)を使った販売戦略のことです。
実店舗に商品がない場合でも後から倉庫から顧客へ商品を配送したり、商品をインターネットで購入して店舗で商品を受け取ることができるなど、消費者の行動やニーズに合わせた販売戦略をおこなうことで、消費者への販売を促すことができます。
このような販売戦略をおこなうことで「実店舗がショールーミングとならない」「店頭にストックが要らなくなるため過剰な生産を抑えることができる」などのメリットが期待されます。
オムニチャネルを導入して成功させるには、実店舗、流通、倉庫、インターネットなどをスムーズに連動させる必要があります。
か
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カスタマー エクスペリエンス
カスタマー エクスペリエンスとは「顧客経験価値」のことです。
「CX」と略されることもあります。消費者は商品を購入する時に「安く買える」「新しい商品を知る」など、さまざまな経験をしています。この顧客が体験する経験を価値としたのが「カスタマーエクスペリエンス」です。
例えば、ユーザーはホームページを回遊している時にさまざまま経験を得ており、ユーザーにとってマイナスの経験とならないように、ユーザビリティ、リーダビリティ、ファインダビリティなどを改善しながらカスタマー・エクスペリエンスの向上を図ることが重要となります。
5つの経験価値
カスタマーエクスペリエンスとして下記の5つの経験価値が挙げられます。
- 知覚的経験価値(Sense)
視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触感の五感を通して顧客の感覚に訴える。
飲食店からの香り、店舗デザイン、商品陳列、リラクゼーション・サービス、音響効果など。 - 感覚的経験価値(Feel)
顧客の感情に対して訴える。
丁寧なサービス、話し方など顧客からの信頼を得る。 - 創造的経験価値(Think)
顧客の知性や好奇心に対して訴える。
商品のコンセプトや、企業の理念などを顧客に伝え共感を得る。 - 行動的経験価値(Act)
行動、身体、ライフスタイルに訴える。
新しい食生活、通勤時間の利用方法など新しいライフスタイルの発見、提案。 - 準拠集団(Relate)
集団、グループへの帰属意識に訴える。
エコロジー、ボランティアの活動、参加意識。ブランド品を所有する喜びなど。
- 知覚的経験価値(Sense)
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期間保証型広告
期間保証型広告とは、広告の表示回数やクリック回数に制限はなく、契約した期間中は広告が表示される契約のことです。
アクセス数やページビュー数が多いホームページの広告枠が期間保証型広告となっているケースが多いです。
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帰納法
帰納法(きのうほう)とは、集積したデータから因果関係を推論して結論を導く方法です。
例えば「果物のリンゴは甘い」「果物のイチゴは甘い」「果物のメロンは甘い」「野菜のニンジンは苦い」「野菜のピーマンは苦い」というデータを集積して検証します。
このデータからは「果物は甘い。野菜は苦い」という結論が導き出されました。
帰納法は統計を知ることができるため「一般的に果物は甘く、野菜は甘くないと言われます」という言い方をする時には便利です。
しかし、集積した結果はあくまで統計論にすぎません。
「果物のキウイフルーツは甘くない」という事実が新しく追加されただけで「果物は甘く、野菜は苦い」という結論は崩壊してしまいます。 -
キャッチコピー
キャッチコピーとは、対象者への心理的効果を狙った文言のことで、和製英語になります。
キャッチコピーを創る職業としてコピーライターがいます。効果的なキャッチコピーとしては下記のポイントがあります。
- 商品、サービスの価値を伝えられているか?
- そのキャッチコピーは自社だけのものか?
(他社に当てはめてることができるものはキャッチコピーとして成立しない) - できるだけ短い文章
- オーバープロミス(過大)になっていないか?
80年代前後にコピーライターの職業が注目され、商品・サービスにあまり関連しない言葉遊びのキャッチコピーが賞を受賞するなど、キャッチコピーの黒歴史となっています。
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キャリアブロック
キャリアブロックとは、携帯キャリア(DoCoMo、au、Soft Bankなど)の迷惑メール対策のひとつです。
一定時間内に大量のメール配信を行う業者や、宛先不在のメールを配信する業者が配信するメールをスパムメールと認識して、メールの送信拒否や送信を遅延させるなどの対策が行われます。
メールマガジンを配信するサービスはキャリアブロック対策が行われており、メールマガジンの配信数が多い場合は、メールマガジン配信サービスを利用します。
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キューレション サイト
キューレション(curation)サイトとは、世の中の情報をユニークな文章で紹介するウェブサイトのことです。
グーグルのパンダアップデート、ペンギンアップデートにより、コンテンツの中身が重要視されるようになり、コンテンツマーケティングの一手法として多くのキュレーションサイトが登場するようになりました。
キュレーションサイトの一部は、様々なウェブサイトからグーグルのペナルティを受けないように上手く盗作しており、盗作ゆえに取材や文章構成の手間が掛からないため、記事を乱造しやすく、サイトボリュームの増加も早い。
その為オリジナルの記事より上位に表示されることも多く、問題視されています。 -
グーグルスラップ
グーグルスラップとは、AdWordsで品質スコアが低いキーワードの入札価格の単価が高額になるペナルティの一種です。
グーグルスラップを受ける原因は「広告リンク先のページの読み込みが遅い」「キーワードと広告のミスマッチ」「独自性のないページ(アフィリエイトだけのリンクなど)」などが原因とされます。
逆にグーグルスラップを受けにくいケースとしては「被リンクが多いドメイン(又はページ)」「ドメインエイジ(ドメインの取得年月)」などとされています。
サブドメインに受けたペナルティはメインドメインにも影響し、サブドメイン、メインドメイン共にダメージを受けます。
グーグルスラップを受けた場合は、リンク先のドメインを変更するのが最も早い回復とされますが、ペナルティを受けていると思われる点を改善し、グーグルに問い合せることで回復させることもできます。
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クリック・アンド・コレクト
オンラインで購入した商品を自宅以外の場所(店舗や宅配ボックスなど)で受取る購買行動のこと。またはサービスのことです。
自宅で商品を受取ることができない場合、通勤・通学の途中で商品を受取ることができます。
実店舗で受け取る場合は送料がサービスになることもあり、消費者にもメリットがあります。欧米のマーケットではクリック・アンド・コレクトにより、売上を伸ばしている小売店も多くなっています。
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クリック保証型広告
クリック保証型広告とは、広告がクリックされた回数が契約に達するまで表示される契約のことです。
例えば、クリック数を5,000と設定した場合、5,000クリックされると広告が非表示となります。
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クロスセル
クロスセルとは、商品を購入したユーザーに、さらに別の商品も購入してもらうことです。
例えば、ECサイトの商品ページ内に「この商品を購入された方は下記の商品も購入しています」と商品購入を促すのもクロスセルが目的です。
また、商品購入後のサンキューメールにお薦めの商品を紹介してするのもクロスセルの代表的な施策です。
クロスセルを誘導する施策としては、ユーザーが閲覧している商品に対してどのような商品を表示するか、商品を薦めるタイミングが重要となります。
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行動ターゲティング広告
ユーザーが訪れたホームページや検索したキーワードの履歴情報から、ユーザーの趣味、嗜好にマッチした広告を配信することができます。
例えば、環境問題に関するホームページを閲覧しているユーザーが「車」を検索した場合に「ハイブリットカー」の広告を配信することができます。
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ご褒美消費
ご褒美消費とは、頑張った自分にご褒美を与える消費行動のことです。
例えば、大きな仕事をやり終えた後に、頑張ったご褒美として外食や、洋服を購入したり。勉強後にスイーツを購入する消費行動は「頑張ったから」と消費を自己正当化することができます。
また、「やり終えた後にご褒美がある」というモチベーションの向上もあります。
人はストレスから開放された後に開放的な心理になり、いつもより高額な消費行動をとることが統計的にも証明されています。
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コントラストの原理
対比させることで印象が変わる心理のことです。
例えば「5万円」の値札が付いた商品があります。
ここに「通常価格10万円」と書くと、消費者は「安い!」と思います。1,000万円の商品を購入した人に、10万円のオプションを勧めると「1,010万円だから」と10万円のオプションが高くない印象を与えることができます。
不動産業者が初めに粗悪な物件から紹介するのも、コントラスト効果を消費者に与えて物件を決めやすくするためです。
このようにコントラストの原理はさまざまなシーンで利用されています。
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コントリビューター
コントリビューター(Contributor)とは「貢献者」という意味。
何かしら役立つ情報を提供した貢献者(人や、ウェブサイト)に対価を与えることができるサービスや、支援金を支払うことでバナーが非表示となるサービスなどがある。
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コンバージョン
ウェブマーケティングでのコンバージョンとは「成果」のことを指します。
「CV」と表記されることもあります。「ECサイトで物が売れる」「資料請求される」「お問い合せがある」「ページが10ページ以上閲覧される」など、ウェブサイトによってコンバージョンは様々で、コンバージョンは数値化できることが重要です。
直接コンバージョン
広告からホームページに訪れたユーザーがコンバージョンすることを「直接コンバージョン」と言います。
間接コンバージョン(アシスト・コンバージョン)
広告Aからホームページに訪れてもコンバージョンせず、後日に広告Bからホームページに訪れてコンバージョンするケースがあります。
直接コンバージョンは「広告B」ですが、「広告A」がアシストしています。
直接コンバージョンの数値だけを見ていると「広告Aを削除しよう」と誤った施策をしてしまうことになります。
一人のユーザーがそれぞれの広告でコンバージョンした場合は下記図のようにカウントされます。
総コンバージョン、ユニークコンバージョン
「広告」からコンバージョンしたユーザーが2名おり、7回商品を購入した場合は、
総コンバージョンは「7」、ユニークコンバージョンは「2」となります。
総アクセス数とユニークユーザーのカウント方法と同じです。「総CVが7、ユニークが2」の広告の配信先を変えると「総CVが7、ユニークが6」となる場合は、その配信先はリピート購入者が少ないことが分かります。
クリック スルー コンバージョン
広告からホームページに訪れたユーザーが、直接、または間接でも構わずコンバージョンしたことを「クリック スルー コンバージョン」と言います。
コンバージョンしたユーザーをカウントするため、ユーザーが複数回コンバージョンしても「1」とカウントします。
ビュー スルー コンバージョン
広告を見たユーザーが広告をクリックせず、検索サイトやブログなどからホームページに訪れてコンバージョンしたことを「ビュー スルー コンバージョン」と言います。
実際にはユーザーが広告を見たかではなく、ユーザーの画面に広告が表示されたかをCookieで管理されます。
また、Adwordsでは最後に表示された広告がビュー スルー コンバージョンとして測定されます。
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コンバージョンプロセス
コンバージョンプロセスとは、商品購入やメルマガ登録などの目標に至るまでに通過する一連のプロセスのことです。
例えば「商品購入」をコンバージョン(目標)と設定した場合、
- 商品ページ
↓ - 購入フォーム
↓ - カード入力画面
↓ - 入力確認画面
↓ - 完了(コンパージョン)画面
といった一連のページ遷移がコンバージョンプロセスと呼ばれます。
- 商品ページ
さ
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シーディング
シーディングとは、口コミを発生させるための種まき(シーディング)のことです。
口コミをする個人、口コミに影響力のある個人を「シーダー」と呼びます。口コミを利用したマーケティング「バイラル・マーケティング」「バズ・マーケティング」ではこのシーディングが非常に重要です。
適切なメディアやツールを使い、シーダーを刺激することで口コミが加速的に広がります。
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ショールーミング
店舗で商品を確認して、値段の安いネットショップで商品を購入する消費者行動のことです。
スマートフォンの普及で情報収集がおこないやすくなり、実店舗の商品の前でオンラインショップとの価格比較をスマートフォンから容易にできてしまう状況が、ショールーミングが広がった背景にあると言われます。
また、アメリカの調査会社の調査では、初めは実店舗での購入を予定して店舗に足を運んだがオンラインショップで購入した購買者が65%も存在していることが分かり、実店舗でいかに消費者に魅力ある提案をするかが実店舗が生き残るカギとなっています。
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ステップメール
見込み客または顧客へ、メールを数回に分けて配信して、顧客との関係を構築しながら商品の購入やサービスへの登録を促すメールマーケティングのことです。
メールマガジンとの違い
メールマガジンは、登録者に同一のメールを配信します。
そのため、チラシやポスティングと同様の施策になります。ステップメールは、見込み客に合わせて、信頼関係を構築するメールを数回に分けて配信します。
こちらは営業マンが訪問後に出す手紙(セールスレター)と同様の施策になります。 -
成果報酬型広告
成果報酬型広告とは、広告をクリックしたユーザーが、資料請求や商品購入などのアクションを起こした成果に対して広告料を支払う契約のことです。
広告がクリックされてもアクションがなければ広告料は発生しません。
アフィリエイト広告サービスの多くが、成果報酬型広告になっています。
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セッション数
セッション数とはユーザーがホームページに訪問した数値のことです。
「訪問数」「ビジット数」とも呼ばれます。詳しくは「訪問数」を参照してください。
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ゾーニング
カテゴライズされた商品ごとに配置される区画を「ゾーニング」といいます。
例として、スーパーやコンビニの商品を配置する区画などがあります。
売れ筋の商品が目に付きやすいように商品を配置したり、買い物しやすいように商品が配置されています。WEBデザインの場合は、ユーザーにとって分かりやすい情報のカテゴライズや、配置、レイアウトなど、全体のデザインにも影響を与えます。
た
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滞在時間
滞在時間とは、ユーザーがホームページに滞在していた時間のことです。
アクセス解析によりページ単位での滞在時間を調べることも可能です。ページビュー数が多いページでも滞在時間が短い場合は読み飛ばされている可能性があり、ページビュー数が少なくても滞在時間が長いページはユーザーの関心が高い可能性があります。
このため、従来のページビュー数だけではなく、ページビュー数に滞在時間を加えた評価方法が一般化されています。
ただし、アクセス解析ツールによっては、1ページで直帰した場合は滞在時間はゼロと記録されます。
また、最期に閲覧したページの滞在時間も次のページへの記録が無いために滞在時間を測定することができません。1ページだけのキャンペーンページの滞在時間の測定にはアクセス解析ツールとは別に異なる解析ツールを使って測定します。
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ティザーサイト
ティザーサイトとは、新商品やサービスなどの発売前に、断片的な情報のみを公開してユーザーの興味を喚起するプロモーション用のホームページのことです。
商品の部分的な写真や、キャッチフレーズやロゴ、発売日などを画面いっぱいに使い、細かな説明が無いケースが多い。
ティザーサイトはプロモーションの面だけではなく、後にオープンされる新商品のホームページのドメインをいち早く検索エンジンへとインデックスさせることができるメリットもあります。
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定量調査
定量調査とは、主に「傾向」や「全体像」を把握する時に利用される調査方法です。
例えば、アンケートで下記のような質問をします。
質問:「スポーツジムを利用する時間帯は?」
回答:「18時~19時」このような調査結果から利用者の多い時間帯が数値化(グラフ化)されて、全体像を把握しやすくなります。
定量調査に不向きな調査
利用者の「購入理由」や「商品を利用した感想」などの調査には不向きです。
この場合は「定性調査」でデータを収集します。ホームページではアクセスデータが「定量調査」となります。
定量調査で気をつける点
定量調査で調査対象者が狭い場合、そのデータは歪んだデータになることがあります。
調査データが数値化されるため「調査データの説得力」が強すぎて、思考やアイデアがデータに縛られてしまう場合があります。
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定性調査
定性調査とは、対象者から直接話を聞いたり、感想や意見を書いてもらい、その回答データからユーザーのニーズを調査する方法です。
定量調査のように数値化されにくく、調査、解析に労力が必要になりますが「商品購入理由」や「商品についての詳しい感想」などを知ることができるため、商品開発、改善のヒントになります。
ホームページの制作・分析の定量調査は、下記の内容が挙げられます。
- ヒューリスティック評価
- ユーザビリティテスト
- ユーザーインタビュー
- 競合調査
- コンテンツ分析
定性調査で気をつける点
ホームページの改善やリニューアルの際に、ユーザーのアンケートを基に改善、リニューアルをおこなってしまうことがあります。
しかし、ユーザーの多くはインターフェイスの専門家ではなく、個人の好みを言っていることが大半です。そのため、ユーザーの好みを取り入れたとしても改悪となる場合もあります。
ユーザーの意見から真意や意図を読み取って、ホームページの改善、リニューアルをおこなう必要があります。
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デジタル インセンティブ
デジタル インセンティブとは、主にインターネット上で展開される無料の販促用サービスのことです。
アクセスの増加やブランドのロイヤリティを高めることなどを目的として行われます。
代表的なものとして「壁紙・ウォールペーパー」「着メロ」などがあります。
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デジタルサイネージ
デジタルサイネージとは、店舗や施設内のディスプレイ、ビルの大型ディスプレイなどに広告や情報を映像で表示する広告媒体のことです。
広告の内容をいつでも変更できる点や、3D映像、カメラセンサーにより性別・年齢にあわせた広告を表示できる点など、従来の広告ではできなかったことが容易にできるのが特徴です。
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デモグラフィック
デモグラフィックとは「人口統計」のことで「年齢」「性別」「所得」「職業」などに関するデータのことです。
デモグラフィック・データは比較的入手が簡単です。
総務省統計局のホームページで国勢調査のデモグラフィック・データを閲覧することが可能です。 -
トランザクション
トランザクションとは、目的に達する複数の処理をひとつの処理としてまとめた単位。
例えば、ECサイトでは「商品購入」の回数になります。
一人のユーザーが、2回商品を購入するとトランザクション数は「2」とカウントされます。
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トリプルメディア
トリプルメディアとは、広告メディア(TV、雑誌などのマスメディア)、ソーシャルメディア(SNS、ブログ、Twitterなど)、自社メディア(自社サイト)の3つのメディアのことです。
広告メディアを「ペイドメディア(お金を払う広告)」、ソーシャルメディアを「アーンドメディア(評判・評価)」、自社メディアを「オウンドメディア」とも呼ぶことがあります。
インターネットが情報配信、情報配信のメディアとして成長してきたことで、これら3つのメディアをうまく活用することがこれからのメディア戦略には必要とされています。
は
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バイラル マーケティング
バイラル マーケティングとは、いわゆる「口コミ」により商品、サービスなどを促進、奨励させるマーケティングのことです。
人から人へ伝播していくため「ウイルス」の形容詞である「バイラル」から名付けられました。
商品やサービスを利用した消費者が、ブログやソーシャルネットワークなどから、商品の感想を簡単に配信できるようになり、その情報を第三者が共有、拡散することも簡単になりました。
また、企業側からの広告より、利用者からの口コミの方が信頼度が高い場合や、拡散するケースも多くあります。
こうした口コミの影響力が注目されて、マーケティングにも取り入られるようになりました。
口コミが広がるには
消費者が口コミしたくなる商品、サービスの開発や、口コミの影響力を持っている消費者へのアプローチや、話題作りなども必要となります。
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バズ マーケティング
バズ マーケティングとは「口コミ」を利用したマーケティング手法の一種です。
噂や話題を人為的に作り出して、消費者やマスコミの注意を引き、とにかく話題にすることが目的です。
バズ マーケティングの6つのポイント
バズ マーケティングの第一人者であるマーク・ヒューズは「人々が話題としたくなる物語を提供すること」が重要として、下記の6つをバズ・マーケティングのポイントとして挙げています。
- タブー
- 変わったこと
- 突飛なこと
- おもしろいこと
- ずば抜けていること
- 秘密(暴露)
バズマーケティングとバイラルマーケティングの違い
バイラル・マーケティングはマスコミ、企業からではなく、個人のコミュニケーションから発生すること。
単なる話題性を目的としおらず、商品やサービスの促進、奨励が目的となっています。
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バーティカル検索
バーティカル検索とは、特定のジャンルやカテゴリーに絞って検索される機能の一つです。
例えば「映画」「グルメ」「スポーツ」などのジャンルや、「画像」や「動画」など、特定のジャンル、カテゴリーを選択して検索することができます。
サッカーの試合結果を見たい場合は「動画」から検索する方が、目的を素早く検索することができます。
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ビューアビリティ
ユーザーが広告を閲覧できる状態で「広告の50%以上、1秒間以上(動画広告の場合は2秒以上表示)」表示された比率のことです。
ユーザーがページフッターまでスクロールしない場合、ページのフッターの広告は表示されていないがインプレッションがカウントしてしまうため、実際に広告が表示されているかが重要となっています。
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ファセット分類
ファセットとは、データ検索や情報整理に用いられる方法で「ファセット分類」とも言われます。
例えば好みの車を検索する場合に、下記の選択項目があるとします。
色:(赤)(青)(白)(黒)
タイプ:(軽)(セダン)(ワゴン)
価格:(100万円台)(150万円台)(200万円台)色を(白)、タイプを(セダン)、価格を(150万円台)を選択して検索すると該当する車が検索結果に表示されます。
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ブランドセーフティ
広告が適切なウェブサイト、ページに表示されていること。
また、企業イメージを損なうウェブサイトや動画に広告が表示されないようにコントロールすること。
2017年に大手ブランドの広告が、YouTubeの反社会的な動画に表示されていることで「ブランドセーフティ」の概念が広く知れることになりました。
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フリークエンシー
フリークエンシーとは、広告が一人のユーザーに何度閲覧されたかの値です。
フリークエンシーと似た指標に「リーチ」があります。
リーチは、広告がどれだけ多くのユーザーに見られたかを指標とする値です。広告におけるリーチとフリークエンシーの関係
- リーチ:どれだけのユーザーに広告が閲覧されたかの値
- フリークエンシー:1人のユーザーに広告が何度閲覧されたかの値
フリークエンシーを指標とする広告
高価な商品やサービス、珍しい商品やサービスは、何度も広告を見せることで興味、購入を促すことができるため、フリークエンシーを指標とします。
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フルフィルメント
フルフィルメント(Fulfillment)とは、ECサイト、通販で、商品の発注・在庫管理、出荷などの業務を代行するサービスのことです。
主に商品の受注、出荷数が多いECサイトや、通販事業で利用されます。
フルフィルメント業者によっては、代行する範囲が異なるので、事前にどこまで対応してくれるのかを確認して契約する必要があります。
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プレミアム ポジション
プレミアム ポジションとは、グーグル「アドワーズ広告」で上部に掲載される掲載位置のことです。品質スコアが高い広告が表示されます。
プレミアムポジションに表示されることで、クリック率、アドワーズの品質スコアが上がり、結果として1クリックの単価も安くなります。
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プロダクトライフサイクル
プロダクトライフサイクルとは、商品またはサービスの寿命を「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」と4つのプロセスで説明するマーケティング用語です。
誰にも知られないまま「導入期」の段階で消えていく商品・サービスも存在します。「導入期」の段階でのプロモーション活動が重要になってきます。
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ブロード配信
広告配信のいち手法のことで、広告のターゲットとなるユーザー設定を細かく設定せず、たとえば年齢・地域・性別だけにして広告を配信する方法です。
ブロード配信の特長
- to Cに効果的
- 広告単価が安い
- コンバージョン率は高くはないが、費用対効果で考えると獲得単価は最も低い場合がある。
- 広告配信の手間はかからないが、配信後は除外設定などの調整は必要
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ページビュー数
ページビュー数とは、ホームページに訪れたユーザーが閲覧したページをカウントした数値のことです。
「PV」と表記されることもあります。例えば、ユーザーがホームページに訪れて5ページ閲覧した場合、ページビュー数は「5」とカウントされます。
このユーザーが3日後に再訪問して4ページ閲覧した場合、ページビュー数の合計は「9」とカウントされます。
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訪問数
訪問数とは、ユーザーがホームページに訪問した数値のことです。
「セッション数」「ビジット数」と呼ばれることもあります。ユーザーがホームページに訪れた時に「1」カウントされます。
Google Analyticsの場合は、下記に該当する場合も新しい訪問としてカウントがプラスされます。- ホームページでの行動間隔が30分以上経過した場合
- ホームページでの行動中に日付が変わった場合
- 参照元が違う場合
訪問数・ユニークユーザーがカウントされる仕組み
例えば「はじめてホームページに訪れたユーザー」の場合は下記になります。
- 訪問数「1」
- ユニークユーザー数「1」
このユーザーが「ページAを閲覧して40分後にページBを閲覧した」場合
- 訪問数「2」(カウントされる)
- ユニークユーザー数「1」
このユーザーが「ページBを閲覧しながら、別のタブでページCを開いて20分後にページCを閲覧した」場合
- 訪問数「2」
- ユニークユーザー数「1」
ユーザーが「ブラウザを閉じて、20分後にブラウザを開いて再訪問した」場合
- 訪問数「2」
- ユニークユーザー数「1」
ユーザーが「Googleで検索して訪れて、20分後にYahoo!で検索して再訪問した」場合
- 訪問数「3」(カウントされる)
- ユニークユーザー数「1」
ユーザーが「会社でホームページを閲覧して、自宅でもホームページを閲覧した」場合
- 訪問数「4」(カウントされる)
- ユニークユーザー数「2」(カウントされる)
訪問数(セッション数)は「30分」「参照元」を区切りとしてカウントされると考えて良いでしょう。
ま
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MROI
マーケティング(Marketing)に投資した費用に対して、どれぐらいのリターン(ROI:return on investment)が得られたのかを数値化することで、追加の投資の判断や、投資先の変更や改善点を議論することができるようになります。
PDCAサイクルの「C(評価)」「A(改善)」の考察に役立てることができます。
MROIの計算式
ROI=(売上 - 売上原価 - 販管費 - 広告投資費) ÷ 広告投資費 X 100
100万円の広告で、500万円の売上が合った場合
売上から原価、販管費、広告費を差し引いて計算します。売上原価、販管費については業種や計上する範囲によって異なりますが、ある程度の正確な数値にすることで、投資の追加や改善が見えてきます。
手軽に利用できる
大規模なプロモーションの効果測定だけではなく、ホームページのリニューアルや、SEO、チラシ、DMなどの効果測定などにも利用することができます。
プロモーションによっては3ヶ月で効果測定することもあれば、3ヶ月、半年と継続して効果を測定するケースもあります。
ホームページやSEOなどは、継続して測定することである時期から投資が黒字化することもあります。
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マジカルナンバー7
マジカルナンバー7とは「人間が一瞬で記憶、認識できる数は7つまで」として誤って広まった情報です。
正しくは一瞬で記憶、認識できる数は4つまでです。「マジカルナンバー4」が正しい情報です。
や
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ユニークユーザー
ユニークユーザーとは、ホームページに訪れたユーザーをカウントした数字のことです。「UU」と表記されることがあります。
ユニークユーザーのカウントは、一人のユーザーが期間内に再訪問してもカウントされません。つまり、ホームページにアクセスした正味の人数になります。
ユニークユーザーと混同しやすい「訪問数(セッション)」は、同一ユーザーが再訪問するとカウントされて「2」となります。同一ユーザーが再訪問するたびにカウントが加算されます。
訪問数により「リピート数」や「リピート期間」などが分かります。ユニークユーザーの認識方法
ユーザーを認識する方法として「Cookie」「IPアドレス」「ユーザーID」があります。
Cookieで認識する方法
同一ユーザーを判断する方法にCookieが利用されている場合は、ユーザーがパソコン、スマートフォンそれぞれでアクセスすると「2」とカウントしてしまいます。
また、Cookieが削除された場合や、Cookieの保有期間が過ぎてからアクセスすると同一ユーザーとは認識されずにカウントされます。
アクセス解析の多くがCookieでユーザーを認識しています。
IPアドレスで認識する方法
IPアドレスで同一ユーザーかを判断する場合は、ホームページにアクセスした場所(例えば会社と自宅)が違えばIPアドレスが異なるため「2」とカウントしてします。
また、同じ場所から違うユーザーがアクセスしてもIPアドレスが同じとなるので「1」とカウントしてしまいます。
ユーザーIDで認識する方法
SNSやブラウザゲーム、動画配信サービスなど、ログインすることで利用できるサービスの場合は、ほぼ正確に同一ユーザーかを判断することができます。
ら
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ライブコマース
商品をテレビで販売するテレビショッピングのインターネット版です。
タレント、またはインターネットで人気のある人物(インフルエンサー)が、動画のライブ配信サービスを使って商品を紹介する。
動画はライブ配信されており、ユーザーとコミュニケーションを取りながら商品を販売できるのが特徴です。
また、動画を見ながら数回のタップで商品を手軽に購入できるのも特徴です。
テレビショッピング同様に、商品を紹介する販売員(タレント、インフルエンサー)のスキルによって販売数は大きく変わります。
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リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYaHoo!などの検索結果やホームページに広告を表示させることができる広告サービスの一種です。
リスティング広告は「キーワード」を設定することで、そのキーワードに該当する検索結果やホームページに広告が表示されます。
特定のユーザーにピンポイントで広告を表示させたい場合に有効です。リスティング広告の費用は「クリック回数」「インプレッション数(広告表示回数)」で課金されるため、広告の効果が分かりやすく予算の透明性が特徴です。
リスティング広告の費用
リスティング広告の費用は入札制になっており、1クリックの単価が高い広告主がより目立つ位置に広告が表示されます。
ただし、クリック率が高い広告は入札単価が低くても目立つ位置に広告が表示されます。これにより広告のクリエティブが担保され、広告の改善がコストを下げることにも繋がります。
リスティング広告の特徴
- 特定のユーザーにピンポイントで広告を訴求できる
- 人気のあるキーワードは1クリックの単価が高額になる
- 初期費用が安く、手軽に始めることができる
- 広告のガイドラインが厳しい
- 競合他社に無駄に広告をクリックされて邪魔される場合がある
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リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、ユーザーの履歴を基にマッチする広告を表示させることができます。
例えば、ECサイトでグッチの財布を閲覧したユーザーに、他のホームページでもグッチの広告を表示させることができます。
また、カートを放棄し他ユーザーに対して、より強いメッセージの広告を表示させることができます。
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リーチ
リーチとは、広告、WEBサイトがどれだけのユーザーに閲覧されたかを示す値のことです。
多くのユーザーに広告を見てもらうことを目的とした場合は「リーチ」を指標とします。
リーチと似た指標に「フリークエンシー」があります。
フリークエンシーは、1人のユーザーに広告を何度も見てもらうことを目的とした指標です。広告におけるリーチとフリークエンシーの関係
- リーチ:どれだけのユーザーに広告が閲覧されたかの値
- フリークエンシー:1人のユーザーに広告が何度閲覧されたかの値
リーチを指標にする広告
広告を一度見ただけで分りやすい商品やサービスは、多くのユーザーに接触してもらった方が効果的なためリーチを指標にします。
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リフレーミング
リフレーミングとは、物事の枠組み(フレーム)ではなく、異なる角度からの考え方や見方をすることです。
心理療法やメンタルトレーニングなどの分野で主に使われてきました。例えば、物事の失敗はネガティブに思いますが、見方を変えると改善点が見つかった事にもなります。
マーケティングの分野では、南国は暑いのでTシャツしか売れないだろうか? それとも長袖シャツにUVカットを付けると売れないだろうか? といったリフレーミングの発想が必要とされます。
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レスポンス広告
レスポンス広告とは見込み客となるユーザーに訴求するキャッチコピーや文章を駆使して注文を獲得する広告のことです。
一般的なレスポンス広告として下記の施策が行われます。
- ターゲットを設定し、ターゲットを理解します。
- 商品の特徴や利便性、他社との違い。ターゲットが求める内容など訴求するキャッチコピー、文章を用意します。
また、試供品や一定期間無料、小冊子などサンプルを用意して見込み客を集めていきます。特に高額な商品は何かしらのサンプルがある方が効果的です。 - 収集された見込み客の情報を元にDMやテレアポ、メール(許可が必要)などでアプローチします。
- お客様から注文獲得後もPDCAをおこない改善していきます。
英数
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AIDMA
AIDMA(アイドマ)とは、消費者が商品、サービスを購入するまでに至る行動のプロセスの一種です。
アメリカのローランド・ホールが「消費者行動」で提唱したプロセスです。下記の頭文字から取り、AIDMA(アイドマ)と呼ばれます。
- Attention(注意)
サービス、商品を認知します。 - Interest(関心)
サービス、商品に関心を持ちます。 - Desire(欲求)
サービスを利用したい、商品が欲しいという欲求が生まれます。 - Memory(記憶)
サービス、商品が消費者の記憶に残ります。 - Action(行動)
サービスを利用する。または商品を購入する。
AIDMAの行動は3つのプロセスに分けられます。
- 認知段階:Attention(注意)
- 感情段階:Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)
- 行動段階:Action(行動)
インターネットでは「認知段階」は、バナーやリスティング広告、DM、メルマガの広告などが該当します。
見込み客であるユーザーに的確に広告を表示させ、さらにクリックしてもらうためのキャッチコピーやデザインのクリエイティブが必要になります。
次に「感情段階」に訴えるのが、クリック先のランディングページになります。
ユーザーにサービス・商品に関心を持ってもらい、欲求を刺激できるかが重要になります。ネットでサービス・商品の購入(申し込み)ができる場合は、即、行動を起こしてもらうためのキャッチコピーや特典、購入のしやすさ(決済の多さ、入力フォームの最適化など)が重要となります。
このように3つのプロセスにはそれぞれ大きなハードルがあるのが分かります。
この3つのプロセスをユーザーに超えてもらうためのクリエイティブや最適化が重要となります。
- Attention(注意)
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AISAS
AISAS(アイサス)とは、AIDMA(アイドマ)に変わる新しい消費者行動のプロセスです。
インターネットの普及によって検索エンジンや掲示板、ブログ、ソーシャルネットワークなどの利用が増え、消費者行動のプロセスも変化しました。
そのため消費者は、従来のAISASとは違うプロセスによって商品を購入しています。
AISASの消費行動プロセスは下記になります。
- Attention(注目)
ユーザーが、商品・サービスを認知。 - Interest(関心)
- Search(検索)
インターネットで商品・サービスを検索して商品・サービスの特徴を調べる。 - Action(行動)
調べた結果、商品・サービスが良ければ購入。 - Share(共有)
インターネットの掲示板、ブログ、ソーシャルネットワークなどで商品・サービスについての感想を書き込み、他のユーザーと情報を共有する。
AIDMA(アイドマ)とは異なるのは、Desire(欲求)、Memory(記憶)がSerch(検索)になっています。
さらに、Action(行動)の後に、Share(共有)するプロセスが追加されています。また、AISAS(アイサス)のプロセスを補完するAISCEAS(アイシーズ)があります。
- Attention(注目)
-
AISCEAS
AISCEAS(アイシーズ)とは、AISAS(アイサス)の考えを補完するものです。AISAS(アイサス)にComparison(比較)と、Examination(検討)のプロセスが加わっているのが特徴です。
- Attention(注目)
- Interest(関心)
- Search(検索)
- Comparison(比較)
- Examination(検討)
- Action(行動)
- Share(共有)
インターネットでは商品・サービスの性能、価格などの比較検討が容易に行えることから、Comparison(比較)と、Examination(検討)が追加され、より詳細な消費者行動のプロセスとして考えられてます。
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CGM
CGMとはConsumer Generated Mediaの略で、ユーザーが情報を配信するメディアのこと。
ブログ、SNS(ソーシャルネットワーク・サービス)、Twitter、クチコミサイトなどがCGMの代表例となります。
ユーザーが運営するメディアとなるCGMですが、企業側からの情報提供や、話題となるコンテンツの提供をおこなうことでCGMをコントロールすることも可能です。
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CPA
CPAとは「コスト・パー・アクション(Cost Per Action)」の略で、資料請求や成約、購買などを1件獲得するために掛かるコストのことです。
CPA=広告コスト÷成約数例えば、広告費用20万円で成約数が30件の場合は、1件のコストは6,667円(四捨五入)になります。
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CPC
CPCとは「コスト・パー・クリック(Cost Per Click)」の略で、広告の1クリックにかかるコストのことです。
CPCの計算式は下記になります。
CPC = 広告費 ÷ クリック数検索連動型広告では1クリックにかかるコストが低く、コンバージョンに貢献するキーワードを探し出す事が重要です。
-
CPM
CPMとは「コスト・パー・ミル(Cost Per Mille)」の略で、広告表示1,000回あたりの料金を示しています。
CPM=費用÷インプレッション×1,000広告のCPM
CPMは広告の費用対効果を測定することに使われていますが、広告の契約形態としても使われています。
広告がCPMである場合は、表示回数で課金される広告となります。 -
CPO
CPO (Cost Per Order:注文獲得単価)とは、1件の注文獲得にかかった費用(注文獲得単価)のことです。
1件の注文獲得にかかった広告費用が分るため、DMや、インターネット広告などの費用対効果を判断する指標として用いられます。
CPO=獲得顧客数÷広告コスト
例えば、販売価格1万円の商品で利益額が5,000円の場合、CPOが2万円ではプロモーションコストは15,000円の赤字となります。
15,000円の赤字を回収するためには、商品をあと3つ購入してもらう必要があります。
CPOの平均単価は、業界や商材などによって平均単価は変わってきます。
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CTC
クリック トゥ コンバージョン(Click To Conversion)の略で、広告クリック数に対するコンバージョンの割合のことです。
CTC = コンバージョン数 ÷ クリック数広告Aをクリックして訪れたユーザーが100名で、コンバージョンが15件の場合、広告Aのパフォーマンスは下記になります。
15 ÷ 100 = 15%
CTCが高い広告ほど、パフォーマンスが良い広告となります。
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CTR
CTR(Click Through Rate)とは、広告がクリックされた回数を広告が表示された回数で割った数値のことです。
広告のクオリティや、広告の配信先の効果を調査する時に利用されます。
CTR = クリック数 ÷ 表示回数メールマガジンに広告を出稿している場合は、メールマガジンの配信数で割ります。
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CVR
コンバージョンレート(Conversion Rate)の略で、目標達成率のことです。
CVRの基準となる数値は目的に応じて使い分けます。CVR = コンバージョン数 ÷ ユニークユーザー数
CVR = コンバージョン数 ÷ セッション数
CVR = コンバージョン数 ÷ ページビュー数ウェブサイトに訪れたユニークユーザーが100名で、コンバージョンが15の場合、CVRは下記になります。
15 ÷ 100 = 15%
ユニークユーザーが1000名で、コンバージョンが50の場合、CVRは下記になります。
50 ÷ 1000 = 5%
この場合、ユニークユーザーは10倍に増えたが、コンバージョンに関係しないユーザーを多く呼び込んでいる事になります。
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CX
CXとはCustormer Experience(カスタマー・エクスペリエンス)の略語で、企業が顧客(Custormer)に価格以上の価値・体験を提供するブランド・マーケティングのことです。
店舗でのサービスや、TV、ウェブサイト、SNS、サポートなど、様々なチャネルに合わせてマーケティング活動をおこない企業のサービスや製品に共感してもらうことでブランドやサービスを確立させます。
UX(User Experience)はCXとは似ていますが、UXの場合は顧客が製品・サービスを使うことで得られる価値や体験のことで、CXをAppleとした場合、UXはiPhoneやAppleのウェブサイトが該当します。
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D2C
D2C(Direct to Consumer)とは、自社の商品を直接顧客に提供する仕組みのことです。
簡単なケースでは、自社のECサイトで商品を販売するのもD2Cの一例となります。
D2Cの最大のメリットは、顧客情報や顧客の意見を収集することができ、商品開発やサービスに活用することができる点です。
このメリットを活用しなければ、モール系のECサイトで商品を販売するのと変わりません。D2Cは、自社のECサイトで商品を販売するためSNSとの親和性が高く、新しいブランドの場合は、SNSのマーケティングが鍵となります。
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FGI
フォーカス・グループ・インタビュー(Focus Group Interview)の略で、定性調査の一手法です。
5~6人の対象者とモデレーターと呼ばれる司会者とで、座談会形式でインタビューします。
複数人が会話しながら意見を出し合うため、意見も活発になり、多くの情報を収集しやすくなります。ただし、グループの中に個性や主張が強い対象者がいると、他の対象者の意見にも影響を与えることがあります。
また、モデレーターの役割も重要です。
対象者が本音を言いやすい雰囲気や、意見にベクトルが働かないようにしたり、中立な立場で対象者に配慮しつつ、意見が活性化するようにハンドリングする必要があります。
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KEI
KEIとは「Keyword Effective Index」の略で「キーワード有効性指数」のことです。
KEI値が高いほど有効性が高く、SEOや検索連動型広告でも、費用対効果の高いアクセス、コンバージョンとなります。
KEIの計算式
KEIは下記の数式となります。
KEI = (検索回数×2乗) ÷ (検索対象ページ数)
KEIの具体例
例えば、ヤフーでキーワード「インターネット広告」の検索結果は158,000,000件でした。
次にユーザーがキーワード「インターネット広告」で検索する回数を調べたところ、月間8,783件でした。
8,783×8,783 ÷ 158,000,000 = 0.488 となります。
「インターネット広告」のKEI値は「0.488」でかなり低い数値です。
キーワード「インターネット広告」でのSEO、検索連動型広告をおこなった場合、強豪が多く、費用が高い場合は、費用対効果は低いキーワードです。
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KGI
KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)とは、最終的に達成する目標・ゴールの成果指標のことです。
何をもって目標・ゴールとするかで戦略やプロセスは異なります。
KGIの中間指標としてKPI(Key Performance Indicator)を設定し、KGIが目標を達成するようにKPIをモニタリングします。
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KPI
KPI (Key Performance Indicator:重要業績達成指標)とは、事業戦略の達成度を測るためのものです。
指標となる箇所(Key)をいくつか決め、そのKeyとなる箇所が正常に機能しているかを確認(Indicator)することにあります。
つまりKPIは単なる指標(データ)ではなく、問題箇所が認識しやすくして問題のある箇所を改善することにあります。
KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)が目標を達成したかを定量的に表すものに対し、KPIは目標に向かうための各プロセスが適切に実施されているかを中間的に計測するものといえます。
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LPO
LPO (Landing Page Optimization)とは、ユーザーが最初に訪れるWebページ(Landing Page:ランディングページ)を調整、最適化(Optimization)して、商品の購入や、会員登録などのゴールへ導きます。
ランディングページを最適化することで、コンバージョンを10%~20%へと引き上げた結果もあります。
例えば、インターネット広告を出稿している場合は、広告のリンク先がホームページではなくランディングページへと誘導します。
近年は、ランディングページからホームページへと誘導して、商品の購入や会員登録させる方法より、ランディングページだけで商品の購入や会員登録を完了させる方法が主流となっています。
複数のランディングページを用意して、最も効果が高いランディングページを比較測定する方法を「スプリットラン・テスト」と言います。
スプリットランテストをおこないながら、ランディングページを改善してコンバージョンを上げていくのが「スプリットラン・テスト」の概念です。
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OOH
OOHとはOut Of Homeの略で、家以外で接触する広告のことです。
OOHには、ビルの看板や電車内の広告、街中の大型ビジョン、街頭でのチラシ等があります。
OOH広告からホームページに誘導する手法もおこわれます。
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PDCA
PDCAとは、品質管理や業務改善などで活用されているマネジメント手法です。
「企画(Plan)」「実行(Do)」「評価(Check」「改善(Action)」の4段階のプロセスを順番におこない、品質や業務を改善させていきます。
最後の「改善(Action)」が終わると再び「企画(Plan)」へと戻り、継続的に改善していきます。
- Plan (計画):業務、品質改善の計画を作成します。
- Do (実行):計画に沿って業務を行ないます。
- Check (評価):計画に沿っているかを確認、評価します。
- Action (改善):計画に沿っていない部分を調べて改善します。
PDCAをホームページの運営に取り入れる場合、KPIの設計実施が重要になります。
アクセス、ページビュー、資料請求の増加を目的にPDCAを行なうと、改善効果の無い企画、実行を繰り返すだけになります。
KPIを設定して、改善点を表面化することで効果的な改善がおこなえるようになります。 -
RSS広告
RSS情報の中に広告を埋め込み、RSSリーダーを利用しているユーザーに広告を表示させることができます。
ホームページのRSSを購読するユーザーは、そのホームページが配信する情報に関心を持っています。RSS広告は、ホームページの情報と関連する広告を簡単に表示することができるため、費用対効果の高いコンテンツマッチ広告として注目されています。
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SEM
SEM(Search Engine Marketing)とは、検索エンジンからホームページへの訪問者を増やしてアクション(商品購入や資料請求など)へと繋げるマーケティング手法のことです。
SEMの手法として以下の2点があります。
- 検索キーワードで上位表示させてユーザーを増やす(SEO)
- 検索連動型広告を出稿してユーザーを増やす
SEMの特徴
テレビCMやチラシ、DMといった受動的な広告とは違い、自発的に検索する能動的なユーザーのため、優良な見込み客である可能性が高くなります。
そこで、SEOや検索連動型広告でホームページへの訪問者を増やして、訪問者に対してどのようなホームページでアプローチするのかといった一連の活動がSEMとなります。
SEMは、あくまで検索エンジンを対象としてるため「検索キーワード」を検索したユーザーへのピンポイントのアプローチになります。
マス層へのプロモーションには不向きですが、ニッチなビジネスには最適なマーケティング手法です。SEMの取り組み方
予算を掛けておこなったSEOがうまくいかず、狙った検索キーワードで上位表示されない場合は失敗となります。
競合他社もSEOをおこなっている場合は、長いスパンをかけて取り組むことが必要となり即効性はありません。即効性を求める場合は、検索連動型広告を出稿することになります。
人気にあるキーワードの場合は広告単価が高くなり、予算が多い企業に対抗する競争力が必要となります。