GLOSSARY
ホームページの制作・運営に役立つ用語辞典
ホームページ制作用語
は
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ファセットナビゲーション
ホームページのナビゲーションの一種で、主にECサイトなどに用いられます。
例えば「車」を選ぶと、「色」「価格」「乗車人数」などのサブナビゲーションから絞り込むことができます。
サイト内検索とは違い、あらかじめ最適なナビゲーションを用意しているのが特徴です。
ファセットナビゲーションとSEO
ファセットナビゲーションを用いた時に問題となるのが重複コンテンツ問題です。
「車+赤色」「車+青色」「車+250万円台」など、ページ内容がほぼ変わらないURLが乱造されるため、重複コンテンツとなります。
ファセットナビゲーションを用いる場合は、URLに追加されるパラメーターの設計も必要となります。
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ハンバーガーメニュー
ハンバーガーメニュー(Hamburger Menu)とは、ナビゲーションの一種です。
主にスマートフォン・サイトで採用されますが、レスポンシブ・ウェブサイトではPC、スマートフォン共通のナビゲーションとして採用される場合もあります。
サンプル
ハンバーガーメニューのデザインによってクリック率が異なる結果があります。
上記のハンバーガーメニューのサンプルでは、枠のあるハンバーガーメニュー(向かって右)のクリック率が高い結果がでています。
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フェイルセーフ
フェイルセーフ(fail safe)とは、製品の故障やご操作によるトラブル発生を想定して、重大なトラブルに発展しないように予め設計する考えのことです。
ウェブサイトの場合は、リンク切れを想定して「404エラーページ」を用意しておき、ユーザーを最適なページへ誘導するなどが考えられます。
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フールプルーフ
フールプルーフ(fool proof)とは、ユーザーが誤った操作をしないような配慮や、誤った操作をおこなった場合でも安全な対策を事前におこなっておくことです。
ホームページの入力フォームに「記入例」の表記や、電話番号の入力欄は数字だけがを入力することができる。「リセット」ボタンが押された場合はアラートで再度確認するなどがあります。
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プレグナンツの法則
プレグナンツの法則とは、最も単純で規則性があり、秩序が保たれた纏まりとする傾向のことで、ゲシュタルト心理学の中核となる概念のこと。
人は全体像を見て、そこからグループや、何かしらのパターンを認識してしまいます。
そのため、デザインでは情報ごとにグルーピングしたり、異なる情報とは距離を離したり、一定のパターンを作るなど、規則性と秩序をもってデザインすることでユーザーへの認識を助けることができます。近接の要因
■■■
■■■
近くのものは纏まりやすい類似の要因
■■■ ★★★ ●●●
類似するものは纏まりやすい開閉の要因
】 【 】 【 】 【 】 【
閉じ合っているものは纏まりやすい。
】【がグループとは思いません。
閉じ合っている【 】がグループと認識します。 -
フォント
フォントとは「文字」のことです。
印刷物の場合は、さまざまなフォントを使ってデザインできます。
ホームページの場合は、ユーザーのパソコンにインストールされているフォントで表示されます。
例えばWindows10には「游ゴシック」「メイリオ」などのフォントがOSにバンドルされていますが、Windows7には「游ゴシック」がバンドルされていません。
そのため游ゴシック使ったホームページを構築してもWindows7を使っているユーザーは「遊ゴシック」以外のフォントで表示されてしまいます。
OSにバンドルされていないフォントをデザインに使用する場合は、画像として利用します。
印刷物の場合は文字をアウトライン化して納品します。Web Fontの利用
近年はOSにバンドルされていないフォントをホームページでも表示できる「Web Font」を利用するのが一般的となっています。
WebFontは「Google Fonts」のように無料で利用できるサービスや「TypeSquare」のような有料サービスもあります。
WebFontは、フォントデータをローカルにダウンロードするため、ホームページの表示速度が遅くなります。特に日本語フォントはファイルサイズが大きくなるため、表示速度が遅くなります。
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ヒューリスティック評価
ヒューリスティック評価とは、デザイナーやエンジニアが経験に基づいてインターフェイスやデザイン、システムなどを評価する手法のことです。
ヒューリスティックとしては「ヤコブ・ニールセンのユーザビリティ10原則」が有名です。
- システム状態の視認性を高める
- 実環境に合ったシステムを構築する
- ユーザにコントロールの主導権と自由度を与える
- 一貫性と標準化を保持する
- エラーの発生を事前に防止する
- 記憶しなくても、見ればわかるようなデザインを行う
- 柔軟性と効率性を持たせる
- 最小限で美しいデザインを施す
- ユーザによるエラー認識、診断、回復をサポートする
- ヘルプとマニュアルを用意する
デザイナ-やエンジニアはホームページを制作する時にヒューリスティック(経験則)に基づいてデザインやシステムを作り上げます。
良いデザインやシステムを制作するには、デザイナーやエンジニアの経験や情報だけでは十分ではなく、ユーザーによるテストをおこなうことでより良いデザイン、システムを制作することができます。