GLOSSARY
ホームページの制作・運営に役立つ用語辞典
ホームページ制作用語
あ
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アグリゲーション サイト
アグリゲーション(aggregation)サイトとは、様々なウェブサイトからの情報を集約したウェブサービスのことです。
自動的に第三者のページを集約して表示させているだけになるので、ウェブサイトのボリュームを増やしやすく、検索キーワードによっては上位表示されやすくなっています。
グーグルからのペナルティ対象になる可能性もありますが、ユーザーとって便利な側面もあり、グーグルはオリジナリティを提供するように推奨しています。
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アフォーダンス
アフォーダンスとは、アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語で、後にドナルド・ノーマンが書籍「誰のためのデザイン」で用いたことから、UI、デザインの現場でも広く知れ渡った。
例えば、木材による60cmの立方体に座れば、両者の間には「座れる」というアフォーダンスが存在し、その立方体をサイコロのように転がせば「転がせる」とうアフォーダンスが存在します。
椅子をデザインする場合、ユーザーに「座れる」という情報(直感的に分かる)をアフォードするデザインであるべきとされますが、これはギブスンが定義するアフォーダンスとは異なり、「シグニファイア(知覚されたアフォーダンス)」と区別することをノーマンは提唱しています。
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アーンドメディア
アーンドメディア(earned media)とは、商品をサービスをブログやSNSを使って紹介するメディア・プロモーションのことで、トリプルメディアのひとつです。
テレビや広告とは違い、使用者がブログやSNSによる情報を配信することで、口コミ効果が期待されます。
また、ブログやSNSで商品やサービスを紹介したページから、商品・サービスに向けたリンクが貼られるためSEOの効果も期待されます。
ただし、リンクを購入した行為になるため、Googleはリンクに「rel="nofollow"」を記述することを推奨しています。
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インクルーシブ デザイン
inclusiveとは「保活的、含む」という意味で、年齢(子供、老人)、人種など、ターゲットから除外されていた人々をサービス開始から巻き込むデザインプロセスの一手法です。
年齢、人種、デバイスに関わらず、より多くの人が同等にサービスを体験できるUIやデザインを提供することにあります。
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オウンドメディア
オウンドメディア(Owned Media)とは、自社が所有するメディアのことでトリプルメディアのひとつです。
主にコーポレートサイトやブランドサイト、自社のブログやメールマガジン、オフィシャルのソーシャルメディア、パンフレット、広報誌などがあります。顧客視点での情報配信をおこない、自社のサービス、製品と顧客と接点を増やしロイヤリティを高めていきます。
また、社内活動を配信することで求人の応募数を増やすことや、雇用のミスマッチを防ぐことも可能で、自社のプロモーション活動として利用されています。
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オノマトペ
状態や感情などを音で表現する擬態語のことです。
ざっくり、ほっこり、もっちり、トロトロ、ドキドキ、など。
広告では主にキャッチコピーに用いられます。
「外はカリッ!中はトロ~リ」
「休日は温泉でホッコリ」
「サクッ、パリッ、ひんやり」日本は擬態語が多いと言われており、日常の会話でもよく使われています。
か
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校正刷り
校正刷りとは、印刷に入る前に仕上がりを確認するための印刷(または印刷物)のことです。
「ゲラ」「ゲラ刷り」とも呼ばれます。校正刷りと、原稿、漢字の統一、行間、フォントなどが指定どおりかを見比べる作業を「文字校正」といいます。
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校了
校了とは、文字校正が終わり、修正箇所が無いことです。
校了の状態で印刷へと進めますが、印刷段階で最終チェックがおこなわれ修正が入る場合があります。小さな修正の場合は現場判断で修正して印刷へと進めます。
また、現場判断で修正しても良いとして、文字校正を終えて進めることを「責了」といいます。
さ
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サッカード
サッカードとは、眼球運動のいち現象のことで、一点を見ているようでも眼球は小刻みに動きその周辺を見ています。
文章を読むとき、単語ひとつひとつ見て読み進んでいるように思うが、戻ったり、進んだりしながら文章を理解しながら読んでいます。
一般的には、一行が短く、適度に改行されている文章が好まれますが、改行されるたびにサッカードが中断されます。
そのため、文章はサッカードが中断されない一行が長い文章の方が早く読めます。
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サビタイジング
サビタイジングとは、人間が視覚処理する工程で起こる現象のひとつ。
例えば、下記の●の数は即座に4つと分かります。
● ● ●●
下記の数が分かるのには少し時間がかかります。
● ●● ● ● ●●
人間の視覚処理は、4つまでは瞬時に処理できるが、4つ以上になると処理に時間がかかります。
ウェブサイトのメニューを4つにすることで、ユーザーは瞬時にホームページのリンク先を理解することができます。
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シグニファイア
シグニファイアとは、ドナルド・ノーマンによる造語で、知覚認知の一概念としてUI、デザインなどに用いられます。
概念の大枠として「ユーザーが迷うこと無く、意図した行動へと導く事ができるデザイン、または認知させるデザインであること」
例えば、椅子をデザインする時、座面を尖った形にデザインすることはありません。座面は平面に近いデザインにすることで、説明を受けること無く「座れる」という情報をユーザーに与えることができます。
シグニファイアに配慮したデザインを提供することで、ユーザーが正しい行動を取る確率を上げることができます。
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責了
責了(せきりょう)とは、編集段階で文字校正が完了し、細かい調整や修正があっても校正刷りの必要はなく、現場で修正して印刷へと進めることです。
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ソーシャルブックマーク
ソーシャルブックマークとは、インターネット上で利用できる「お気に入り(ブックマーク)」サービスのことです。
サービスによっては他人とブックマークを共有することもできます。クラウド上に「お気に入り」を作ることができるため、パソコンやブラウザが違っても「お気に入り」を利用できます。
ソーシャルブックマークの付加価値
ブックマークが共有されるため、口コミのようにブックマークが拡散されて、ホームページに訪れる人が増えます。
ブックマークが増えることでバックリックも増えていくため、SEOにも効果があるとされていますが、多くのソーシャルブックマークサービスにはリンクに「rel=nofollow」が追記されているためSEOの効果はありません。
た
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中心視野と周辺視野
視野には下記の2つの視野があります。
対象を直視している時の「中心視野」
視界には入っているが直視していない「周辺視野」ウェブページで直視している領域以外に、点滅するテキストやバナーがあると気になるのは「周辺視野」によるものです。
周辺視野の情報は、対象物の全体像を理解するため有効な視野とされます。
トップページやインデックスページなど、情報量が多いページは周辺視野を意識したデザインをすることで全体像をユーザーに伝えることができます。
また、注目させたい場合は、余計な情報を周辺に配置しないデザインが良いとされます。
余計な領域をグレーアウトするjQueryプラグイン「Seek Attention」などがあります。
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ディレクトリ型検索
ディレクトリ型検索とは、データ検索に用いられる方法のことです。
例えば、好みの車を検索する場合は下記の手順となります。
- 色から「赤」を選択
- タイプから「セダン」を選択
- 価格から「200万円以下」を選択
- 検索結果が表示される。
このように条件を選択していくことで、目的の車を検索することができます。
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ドロワーメニュー
ドロワーメニューとは、主にスマートフォンに実装されるナビゲーションの一種です。
普段は隠れているが、ボタンを押すと横(または上下)からナビゲーションが表示されます。
Facebookのスマートフォンサイトにも実装されたことで、多くのスマートフォンサイトにも利用されることにもなりました。
は
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ハンバーガーメニュー
ハンバーガーメニュー(Hamburger Menu)とは、ナビゲーションの一種です。
主にスマートフォン・サイトで採用されますが、レスポンシブ・ウェブサイトではPC、スマートフォン共通のナビゲーションとして採用される場合もあります。
サンプル
ハンバーガーメニューのデザインによってクリック率が異なる結果があります。
上記のハンバーガーメニューのサンプルでは、枠のあるハンバーガーメニュー(向かって右)のクリック率が高い結果がでています。
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ヒューリスティック評価
ヒューリスティック評価とは、デザイナーやエンジニアが経験に基づいてインターフェイスやデザイン、システムなどを評価する手法のことです。
ヒューリスティックとしては「ヤコブ・ニールセンのユーザビリティ10原則」が有名です。
- システム状態の視認性を高める
- 実環境に合ったシステムを構築する
- ユーザにコントロールの主導権と自由度を与える
- 一貫性と標準化を保持する
- エラーの発生を事前に防止する
- 記憶しなくても、見ればわかるようなデザインを行う
- 柔軟性と効率性を持たせる
- 最小限で美しいデザインを施す
- ユーザによるエラー認識、診断、回復をサポートする
- ヘルプとマニュアルを用意する
デザイナ-やエンジニアはホームページを制作する時にヒューリスティック(経験則)に基づいてデザインやシステムを作り上げます。
良いデザインやシステムを制作するには、デザイナーやエンジニアの経験や情報だけでは十分ではなく、ユーザーによるテストをおこなうことでより良いデザイン、システムを制作することができます。
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ファセットナビゲーション
ホームページのナビゲーションの一種で、主にECサイトなどに用いられます。
例えば「車」を選ぶと、「色」「価格」「乗車人数」などのサブナビゲーションから絞り込むことができます。
サイト内検索とは違い、あらかじめ最適なナビゲーションを用意しているのが特徴です。
ファセットナビゲーションとSEO
ファセットナビゲーションを用いた時に問題となるのが重複コンテンツ問題です。
「車+赤色」「車+青色」「車+250万円台」など、ページ内容がほぼ変わらないURLが乱造されるため、重複コンテンツとなります。
ファセットナビゲーションを用いる場合は、URLに追加されるパラメーターの設計も必要となります。
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フェイルセーフ
フェイルセーフ(fail safe)とは、製品の故障やご操作によるトラブル発生を想定して、重大なトラブルに発展しないように予め設計する考えのことです。
ウェブサイトの場合は、リンク切れを想定して「404エラーページ」を用意しておき、ユーザーを最適なページへ誘導するなどが考えられます。
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フォント
フォントとは「文字」のことです。
印刷物の場合は、さまざまなフォントを使ってデザインできます。
ホームページの場合は、ユーザーのパソコンにインストールされているフォントで表示されます。
例えばWindows10には「游ゴシック」「メイリオ」などのフォントがOSにバンドルされていますが、Windows7には「游ゴシック」がバンドルされていません。
そのため游ゴシック使ったホームページを構築してもWindows7を使っているユーザーは「遊ゴシック」以外のフォントで表示されてしまいます。
OSにバンドルされていないフォントをデザインに使用する場合は、画像として利用します。
印刷物の場合は文字をアウトライン化して納品します。Web Fontの利用
近年はOSにバンドルされていないフォントをホームページでも表示できる「Web Font」を利用するのが一般的となっています。
WebFontは「Google Fonts」のように無料で利用できるサービスや「TypeSquare」のような有料サービスもあります。
WebFontは、フォントデータをローカルにダウンロードするため、ホームページの表示速度が遅くなります。特に日本語フォントはファイルサイズが大きくなるため、表示速度が遅くなります。
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フールプルーフ
フールプルーフ(fool proof)とは、ユーザーが誤った操作をしないような配慮や、誤った操作をおこなった場合でも安全な対策を事前におこなっておくことです。
ホームページの入力フォームに「記入例」の表記や、電話番号の入力欄は数字だけがを入力することができる。「リセット」ボタンが押された場合はアラートで再度確認するなどがあります。
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プレグナンツの法則
プレグナンツの法則とは、最も単純で規則性があり、秩序が保たれた纏まりとする傾向のことで、ゲシュタルト心理学の中核となる概念のこと。
人は全体像を見て、そこからグループや、何かしらのパターンを認識してしまいます。
そのため、デザインでは情報ごとにグルーピングしたり、異なる情報とは距離を離したり、一定のパターンを作るなど、規則性と秩序をもってデザインすることでユーザーへの認識を助けることができます。近接の要因
■■■
■■■
近くのものは纏まりやすい類似の要因
■■■ ★★★ ●●●
類似するものは纏まりやすい開閉の要因
】 【 】 【 】 【 】 【
閉じ合っているものは纏まりやすい。
】【がグループとは思いません。
閉じ合っている【 】がグループと認識します。
ま
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文字校正
文字校正とは、漢字やカタカナ、ルビなどが統一されているかの確認や、行数、行間、フォント、位置や大きさなどが指定どおりなのかをチェックする作業のことです。
制作には校正がつきもので、一回目の校正を「初校」。さらに校正するのを「再校(二校)」「三校」と言います。制作ではいくつもの文字校正が行われます。
また、文字校正には、校正記号と呼ばれる修正を指示する記号があります。
や
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ユーザーテスト
ユーザーテストとは、利用者に実際に商品やサービスを利用してもらい、利用者の行動から改善点やアイデアなどを得るためのテストのことです。
ホームページの場合は、ターゲットとなる被験者に実際にホームページを使ってもらい改善点を発見する評価手法として用いられます。
ユーザーテストでは5人の被験者でユーザビリティ問題の約85%を発見できると言われており、多数より5名程度のユーザーテストを数回繰り返した方が効果があります。
但し、ユーザーテストで被験者から指摘された問題が本当に改善すべきかは検討する必要があります。
ら
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リマインダー
リマインダーとは通知や予定、確認などに利用されるシステム、またはプログラムのことです。
リマインダーによる予定
あらかじめ設定した日時にメールを送信することができます。
お客様の誕生日やサンキューメールの送信をリマインダー登録すると、指定した日時にメールが送信されます。
メールの送信を忘れてしまうこともありません。リマインダーによる通知
日時、位置によるリマインダーを活用した方法もあります。
指定した日時になるとアラートが表示されるようにすることや、位置情報を利用してある場所に近づくとアラートが表示されることなどができます。
リマインダーによる本人確認
予めあなただけが答えを知っている質問を登録しておくことで、パスワードを紛失した場合でも質問に解答することでパスワードを知らせてくれるシステムもリマインダー機能の一種です。
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ランディングページ
ランディングページとは、着陸・上陸(Landing)の意味で、ユーザーが最初に訪れるウェブページのことです。
ユーザーが最初に訪れるのはトップページとは限りません。ホームページの多くは、トップページ以外がランディングページとなっています。
有名企業や有名ブランドの場合は、ブランド名で検索されてトップページに訪れるケースが多くありますが、中小企業や無名ブランドの場合は、検索キーワードに関連するページがランディングページとなるケースがほとんどです。
アクセスを解析して、ホームページ内のランディングページを調べ、そのページをブラッシュアップすることで直帰率を減らせたり、回遊率を上げることができます。
ホームページとは別に、広告や検索サイトから訪れたユーザーにアプローチするランディングページを用意することもあります。
ランディングページは主に1ページだけで作られていますが、3~4ページからなる小規模なホームページのようなランディングページもあります。商品の購入や会員の登録などは、ランディングページだけで完結させる方がコンバージョン率が高いケースも多くあります。
ランディングページの制作費用
ランディングページの制作は、安ければ5万円から制作できます。
高いケースでは60万円~100万円以上するランディングもあります。最も良い方法は、まずは10万円~15万円でランディングページを制作します。
さらに10万円を運営費としてランディングページの改善を続けていきます。
制作費とトライ・アンド・エラーの運営費で合計15万円~25万円で費用対効果が高いランディングページを制作、運営することができます。ランディングページの改善
ランディングページを改善する一つの方法として「スプリット・ラン・テスト」があります。
複数のランディングページを用意して、最も効果的なランディングページを決める方法です。スプリットラン・テストの結果を基に、ランディングページのデザインやテキストなどを改善することを「LPO(Landing Page Optimization)」と言います。
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リード
リードとは、本文を要約した文章のことで、タイトルや見出しの次に記載されます。
リードは、本文へと読み進めてもらうための重要な役割をもっています。サンプル
見出し(キャッチなど)
リード
本文(文章)ホームページでは一般的に、見出しに「H2」タグが使われ、リードには「H3」タグが使われます。
英数
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EFO
EFOとはエントリフォーム最適化(Entry Form Optimization)の略で、資料請求や、商品購入の入力フォームを改善して請求数や売上を増やす施策のことです。
ECサイトの「カゴ落ち」や、資料請求の途中放棄は、入力フォームを改善することでカゴ落ちや放棄率を下げることができます。
入力フォームの改善
入力フォームの改善策として下記があります。
- 入力項目を減らす
- 半角全角どちらでも入力可能とする
- 未入力や誤入力はリアルタムでアラートを表示する
- 記入例を記載する
- 必須項目であることを分かりやすくする
- フォームページから離脱する時にアラートを表示させる
- 郵便番号から住所を自動入力できるようにする
- キー入力とマウス操作を交互にさせない
- 選択項目にできるものを入力項目にしない
- 電話番号、郵便番号はハイフンあり・無しでも可能とする
- TABキーでも操作できるようにする
- 入力・確認・完了などのステップ数を表示する
「エラー画面」「確認画面」「完了画面」のデザインを見直したり、サンキューメールの文章の見直し、セキュリティまでも施策範囲と考えて改善します。
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FAB
FAB(Floating Action Button)とは、マテリアルデザインのコンセプトをもとにデザインされたボタンの一種です。
GoogleがAndroid OSのUiとして採用しています。
FABに特徴して、ボタンには影が付けられ、浮いている(Float)ようなデザインになっており、ボタンであることが主張されています。
FABのサンプル
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LTE
LTEとは、「Long Term Evolution」を略した携帯電話(3.9G)の通信規格のことです。
LTEの通信を使うことによって携帯、モバイル端末であっても高速なデータ通信が可能になります。
理論上20MHz幅を使う環境では最大で下り326.4Mbps、上がり86.4Mbpsとういう光ケーブルを使った有線ブロードバンドに近いスピードでデータ通信が行えることになります。
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NAP
NAPとは、Name(企業名、または店舗名、屋号)、Address(住所・所在地)、Phone number(電話番号)の頭文字からなる表記についてのこと。
ホームページ上の企業名、所在地、電話番号の表記と、Google+ローカルや、ホームページ登録サイトやブログなどと同じ表記にすることで、Googleマップでの検索や、ユニバーサル検索結果のGoogleマップ上に適切に表示される。
多少の表記の違いは問題は無いが、住所や電話番号が変更された際には、過去に登録したビジネス紹介サービスや、地域サービスの住所や電話番号も変更した方が良い。
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RFP
RPFとはRequest for proosal(リクエスト・フォー・プロポーサル)の略で「提案依頼書」のことです。
発注先が、制作会社やITベンダーに具体的に何をしてもらいたいかの提案要求をまとめた依頼書になります。
ホームページ制作の場合は主に、概要、目的、システム条件、ユーザー定義、納期、予算、サポートするOS、ブラウザ、言語、ガイドラインなどの要求が書かれているのが一般的です。
発注者からRFPが提出されないことも多くあります。
RFPのメリット
RFPを作成するメリットとしては、制作に関わるスタッフの情報共有、エンドユーザーの要求や、システム設計についての検証に漏れがないかなどを確認できます。
そのため制作規模に関わらずRFPを用意した方がスムーズに制作が進行します。 -
RSSリーダー
RSSリーダーとは、ニュースサイトやブログなどが配信するRSSを自動的に収集して、配信元のウェブサイトに訪れること無く、記事を読むことができるアプリケーションのことです。
記事を配信すると自動的にRSSリーダーに通知されるため、メールマガジンに変わるプッシュ型の情報配信ができると期待されましたが、あまり普及されませんでした。
RSSリーダーには下記の3つのタイプがあります。
- アプリケーションソフト型
パソコンやスマートフォンにインストールして利用するRSSリーダーです。
RSSを登録しているウェブサイトが更新されると、更新されたことを知らせてくれます。 - Webサービス型
インターネット上のRSSリーダーです。
GoogleやライブドアなどもRSSリーダーを提供していましたがサービスを終了しています。
現在は「Feedly」「Inoreader」などが有名で、スマートフォンのアプリもリリースしています。 - その他
OutlookでもRSSを読み込むことができます。
ChromeやFireFoxなどのブラウザでは、アドオンでRSSリーダーがあります。インターネットエクスプローラーでもRSSを読み込むことができますが、Edgeでは利用できなくなりました。
- アプリケーションソフト型
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UGC
UGCとはUser Generated Contentsの略で、ユーザーによって成りっ立っているコンテンツ、サービスのことです。
代表的なサービスとしては、ブログやSNS、Wikiペディア、BBS、動画投稿サイト、写真、イラストの投稿・共有サイトなどがあります。
コンテンツとしては、ユーザーのコメントやレコメンドが該当します。
ECサイトや、求人サイトは、競合他社と文章が重複する傾向があるため、コメント機能やレコメンド機能を用意して、文章のバリエーションを増やし、競合他社との重複コンテンツを避けるSEOのいち手法として用いられています。
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UI
UIとはUser Interface(ユーザー・インターフェイス)の略で、情報や機械を操作をするためのコントローラーや操作パネルなどのことです。
国籍・性別を問わず、できるだけ分かりやすく操作しやすいようにUIをデザイン・設計する必要があります。
UIはユーザーの環境や状況などに合わせてデザインすることが重要となります。
例えば、ラーメンを食べる時は箸を使いますが、パスタを食べる時はフォークを使います。同じ麺類でも料理によっと道具(UI)を使い分けています。
例と同様に、ウェブサイトにおいては、パソコンとモバイルそれぞれの画面サイズに最適な表示や、操作方法を提供できるようにUIをデザインすることが重要となります。
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UX
UXとはUser Experience(ユーザー・エクスペリエンス)の略で、顧客が製品やサービスを通して得られる価値や体験のことです。
ウェブサイトにおいては、操作性や可読性、ビジュアルや情報の提供、問い合わせや検索の最適化など、ウェブサイトを通して顧客へ価値や体験を提供することです。
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WAI-ARIA
WAI-ARIA(ワイ・エリア)とは、Web Accessibility Initiative-Accessible Rich Internet Applicationsの略で、アクセシビリティを支援するいち仕様のことです。
WAI-ARIAの特徴として、HTMLのタグに属性を付記しますが、JavaScriptやFLASHなどインタラクティブな動きを伴う情報にも付記することができ、データの意図をより正確に伝えることができます。