帰納法
帰納法(きのうほう)とは、集積したデータから因果関係を推論して結論を導く方法です。
例えば「果物のリンゴは甘い」「果物のイチゴは甘い」「果物のメロンは甘い」「野菜のニンジンは苦い」「野菜のピーマンは苦い」というデータを集積して検証します。
このデータからは「果物は甘い。野菜は苦い」という結論が導き出されました。
帰納法は統計を知ることができるため「一般的に果物は甘く、野菜は甘くないと言われます」という言い方をする時には便利です。
しかし、集積した結果はあくまで統計論にすぎません。
「果物のキウイフルーツは甘くない」という事実が新しく追加されただけで「果物は甘く、野菜は苦い」という結論は崩壊してしまいます。