フォント管理ソフトの決定版FontBaseがお薦め
新宿中央公園も秋色が進む中、年末の仕事に忙しいデザイナーのNNです
Windows、Macで使えるフォント管理ソフトFontBaseをご紹介します。NexusFontの動作が重くて困っているデザイナーの皆様にお薦めのフォント管理ソフトです。
FontBaseの特徴
FontBaseはNexusFontの上位互換と言えるフォント管理ソフトです。
- 無料で利用可能
- Google FontをFontBaseから閲覧、アクティブにできる!
- 動作が軽くて、プレビュー機能も豊富
- クラウドでフォント管理も可能(有料版)
- NexusFontと操作は同じなので、移行も簡単。
デザイナーとして便利な機能が豊富で、有料プラン(月3ドル)にするとさらに便利な機能を利用することができます。
FontBaseの使い方と便利な設定
FontBseは、フォントを「FOLDERS」と「COLLECTIONS」で管理します。
FOLDERSはその名の通り、フォントをフォルダーで管理します。
COLLECTIONSは「●●案件」や「ロゴ系のフォント」など、カテゴリーのようにフォントを管理します。
FOLDERS、COLLECTIONSそれぞれに大きな特徴があります。
それでは使用方法と特長を紹介しています。
FOLDERS機能の使い方
サイドメニューの「Add」をクリックします。
Watched Folderを選択します。
Watched folderとFolderの違い
Folderを利用すると「C:/Users/USERNAME/FontBase(Macは/Users/USERNAME/FontBase)」にもフォントがコピーされます。
※直接このフォルダーに、フォントが入ったフォルダーを入れてもFont Baseに反映されます。
メリットとしては、元のフォントフォルダーを移動や削除してもフォントがコピーされているので、そのままフォントをアクティブにして利用できます。
デメリットは、ハードディスクの容量を圧迫(後述でTipsを紹介しています)するのと、フォルダーの中身を変更してもFont Baseには反映されない事です。
Watched folderは、フォントのコピーが作られません。フォルダーの中身を変更するとFont Baseにも反映されます。
ウォッチするフォントフォルダーを設定するとこのように表示されます。
フォントファミリーが一覧表示されているので、グループ表示にしてみます。
サイドメニューの「Settings」から「Group fonts into familles」をオンにします。
フォントファミリーが纏められて表示されました。
「View Family」をクリックすると展開されます。
COLLECTIONS機能の使い方
フォントを「お気に入り」や「●●案件」などで管理する時にCOLLECTIONSを使用します。
サイドバーの「Add」から「COLLECTIONS」を選択して、コレクションの名前を記入します。サンプルとして「ittiサイト制作」としました。
コレクションへのフォントの追加は、フォルダーまたはフォントをドラッグ・アンド・ドロップします。
コレクションにフォントを追加すると、FOLDERSにも自動的にフォント追加されます。
「コレクション機能を使いたいけど、ハードディスクは節約したい!」という方には便利な機能が用意されています。
ルートフォルダーの変更。クラウドでフォントを管理
フォントがコピーされるフォルダーを変更することができます。
有料版にするとGoogleDriveやDropBoxなどのクラウドに変更することができます。つまり複数のPCでFontBaseを同期することができます。
サイドバーの「Settings」から「Root folder」先を変更します。
便利な機能
FontBaseの便利な機能をご紹介します。
お気に入りフォントをマークするFavorites機能
Favorites機能で、お気に入りのフォントをマークすることができます。
フォントの「♥」アイコンをクリックすると、サイドバーの「Favorites」に表示されます。
ピン機能
ピンマークをクリックすると、ピンされたフォントの表示が固定されます。
エクセルのセル固定と同じ機能ですね。
Google Web Fontをローカルで表示、アクティブ可能
ローカルでGoogle Web Fontをアクティブにできるのは便利ですね。
Favorites機能と併せて使うと便利です。
フォントカラー、背景色の変更
プレビューで任意のフォントカラー、背景色を設定できます。
リガチャやスワッシュ、バリエーションの表示
リガチャ(合字)やスワッシュ、バリエーションなどフォント特有の表示も可能です。
プレビュー機能でより具体的に表示
ブログ記事のようなプレビューで、フォントサイズや行間など、より具体的に確認することができます。
スーパーサーチ
フォントのウェイトや高さなど、フォントの特徴から絞込んで検索することができます。有料機能です。
サンプル文章の変更
サンプル文章を5つ設定することができます。
ひらがな、カタカナ、画数の多い漢字や数字を用意しておくと便利です。
「▲」マークでプレビュー文章を変更できます。
昔からWindowsはフォント管理ソフトが少なかったので、このソフトはとても助かりますね。