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令和版:WooCommerceにAmazon Pay CV2を導入する方法

WooCommerceは、さまざまなPAYサービスを導入することができ、Amazon Payも導入可能です。Amazon Payのプラグインも無料です。WooCommcerceにAmazon Pay CV2を導入する方法をご案内します。

Amazon Payは法人のみが契約できます。個人事業主の方はAmazon Payと契約することができません。

WooCommerceのAmazon Payの特長

Amazon Payの特長は下記になります。

  • 初期費用、月額利用料は無料
  • Amazon Payのプラグインは無料
  • 決済手数料は4%
    デジタルコンテンツは4.5%
  • 売上の振込手数料は無料
  • 決済画面で購入者のAmazonの情報が表示されます。この際にデザインが崩れる場合があるので、決算画面の調整が必要になります。

決済手数料が4%と割高ですが、利用者にとっては便利で安全な決済であり、Amazon Payを導入後に売上がアップするケースが多いです。法人であれば必ず導入したいPAY決済サービスです。

Amazon Payの申し込み

Amazon Payの導入の流れは下記になります。

  1. Amazon Pay利用の申込み
  2. WooCommerceにAmazon Payプラグイン導入
  3. プラグインのテキストを翻訳

Amazon Payの利用には「セラーセントラル」のアカウントが必要となります。アカウントが無い場合はAmazon Payの申し込みと同時に作成できます。

Amazon Payの申請には下記の情報が必要となります。事前に用意しておくと良いでしょう。

  • 携帯の電話番号
  • 法人登記の情報(法人名、住所、代表者名)
  • 銀行口座

Amazon Payにアクセスして、アカウントの作成から申請をおこないます。

下記の画面を参考に設定して「次へ」進みます。


セラーセントラルのアカウント作成をおこないます。
すでにAmazonのアカウントに利用しているEメールとは別のEメールアドレスで登録して下さい。


登録したメールアドレスに、認証用のコード番号が届いているので入力します。


2段階認証になるため、携帯電話番号を入力します。


携帯電話番号のSMSに確認コードが届きます。そのコードを入力して「アカウントの作成」をクリックします。


ウェブサイトのURLは、ECサイトのURLを記入して下さい。
年間売上は新規ECサイトの場合は売上予想で良いです。


会社の情報を記入します。

「サイトの運営責任者の氏名」は、特定商取引法に記載されている責任者名が良いでしょう。

「主な取り扱い商材」は、適宜ご変更下さい。


登記簿謄本の代表者名を記入します。


売上が振り込まれる銀行口座の情報を記入します。


「決済ページのドメイン」は、ECサイトのトップページURLを記入します。


以上でお申し込みは完了です。
記入された内容によっては審査があるようです。

Amazon Pay側の設定方法

WooCommerceにAmazon Payプラグインをインストール・有効にして設定を進めていきましょう。
プラグインはインストール、有効化するだけなので説明は割愛します。

Amazonセラーセントラルにログインして「Amazon Pay(本番環境)」に変更します。


ハンバーガーメニューの「インテグレーション」から「インテグレーションセントラル」をクリックします。


インテグレーションの概要ページの「アプリケーションを確認する」をクリックします。


「編集する」をクリックして情報を編集します。


赤枠の情報は必須になります。(任意)となっていても未記入にするとAmazon Payのボタンが表示されない場合があります。

許可されたJavaScriptオリジン」はトップページのURLを記入します。
誤:https://itti.jp/woocommerce/
正:https://itti.jp/

許可されたリターンURL」は、WooCommerceのAmazon Payの設定にある「Login Authorization Mode」に記載されているURLを記入します。

編集したら「変更を保存する」ボタンをクリックします。


続いてインテグレーションのAPI設定を進めていきます。
「ソリューションプロバイダもしくは自社開発を選択」で「自社開発」を選択します。


自社開発を選択すると、APIアクセスの設定が下に表示されます。
キーペアの作成」をクリックします。


APIキーの作成がポップアップされます。

「API呼び出しに必要な情報の生成」をチェックします。

APIキーペアの名前は任意の名前を記入します。サンプルでは「woocommerce keypair」と記入しました。


キーを作成すると「pem」ファイルがダウンロードされます。


先ほど作成したAPIの「詳細を見る」をクリックします。


JSONの情報がポップアップ表示されます。「JSONファイルのダウンロード」をクリックします。


JSONファイルがダウンロードされました。

以上でAmazon Pay側の設定は完了です。続いてWooCommerce側の設定を進めていきましょう。

WooCommerce側のAmazon Payの設定

Amazon Payで取得したキー情報などをWooCommerceに設定していきます。

「設定」→「決済」から「Amazon Pay」の管理へと進みます。


キーの設定を自動で行なうので「Click here」をクリックします。

入力欄が変わりますので、先ほどダウンロードした「pemファイル」「JSONファイル」を読み込ませます。


あとは、自社のECサイトに合わせて設定していきます。

  • Use Sandboxは「No」に設定します。
  • Subscriptions support(サブスクリプション)を利用しない場合は「No」にします。


Amazon Payのボタン設定(大きさなど)は適宜、ご変更下さい。


最後に「変更を保存」をクリックします。

以上で設定は完了です。

カートページ、決済ページを確認

Amazon Payが導入されると「カートページ」「決済画面」にボタンが表示されます。テンプレートによってはカートページには表示されません。


Amazon Payの決済を進めてログインすると、WooCommerceの配送先、決済の表示がAmazonの情報に変わります。

配送先の変更やクレジットカードの変更もできます。
期限切れのカードもしっかりと認識されていますね。

プラグインの英語表記を翻訳する

プラグインを日本語に翻訳します。

プラグインの「languages」フォルダーの「woocommerce-gateway-amazon-payments-advanced.pot」が言語ファイルになります。

日本語の翻訳方法は下記のページをご参考下さい。

WooCommerce:英語の日本語化、日本語ファイルの修正方法

海外テーマを日本語に翻訳する方法

翻訳ファイルをサーバにアップする

翻訳したファイル「woocommerce-gateway-amazon-payments-advanced-ja.mo」をディレクトリ「/wp-content/languages/plugins/」にアップします。

Amazon Payの英語が日本語訳に表示されます。

以上でWooCommerceへのAmazon Payの導入は完了です。

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